世界のチャンピオンスプリンター・ブラックキャビアの初年度となる2013年繁殖シーズンの配合相手が、ダーレーのチャンピオンサイアーである、エクシードアンドエクセルに決定したことが、7月22日夕方に発表された。
ブラックキャビアはベルエスプリ産駒の7歳牝馬。4月13日のTJスミスステークスを最後に、25戦無敗のまま引退していた。2011、2012年のワールドサラブレッドランキングのスプリント部門において2年連続でトップであり、最新のワールズベストレースホースにおいても、130のレイティングでトップを維持している。2010/11年シーズン、2011/12年シーズンのオーストラリア年度代表馬でもあり、2012/2013年シーズンも年度代表馬の座に就くことは疑いの余地がないとされる。
エクシードアンドエクセルはデインヒル産駒で、2013年の南半球繁殖シーズンはダーレーオーストラリアのケルヴィンサイドスタッドで88000豪ドルで供用されている種牡馬。現役時代はブラックキャビアも勝ったことのあるニューマーケットハンデキャップを含む、2つのG1を勝っている。種牡馬としてはエクセレブレーション、ヘルメットなど、北半球、南半球の双方において傑出した産駒を多数出している。
エクシードアンドエクセルの2012/2013年シーズンの産駒成績は、267頭出走、140頭が勝ちあがり、17頭のステークスウィナーを出し、獲得賞金約1120万豪ドルで、オーストラリアリーディングサイアーになる見込みだ。
ブラックキャビアの半弟(父リダウツチョイス、祖父デインヒル)は、2013年のイングリスイースターイヤリングセールにおいて、500万豪ドルで落札されている。
専門家によると、エクシードアンドエクセルの両親とブラックキャビアの4代前にノーザンダンサーが入っていることはさして問題にならず、スピードを強調する配合であるとしている。
【補足】
ブラックキャビアについてはこれ以上説明の必要はないでしょう。エクシードアンドエクセルは、フランケルの2着になり続けたエクセレブレーションの父、といえば「へー」と思う人が多いのではないでしょうか。ブラックキャビアの初年度の配合相手の候補として、早くから挙がっていたはずです。両親ともにスプリンターゆえ、産駒もオーストラリアの短距離路線でどのような活躍をするか、期待したいものです。
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