11日(土)、12日(日)の中山、阪神、中京競馬で、2歳新馬戦が計8レース行われた。日曜の中山5Rでは新種牡馬
イスラボニータ産駒の
パンテレリア(牡、美浦・林)が、好スタートから好位に控え、直線は最内から難なく抜け出して快勝。センスの確かさを見せた。
先週の新馬勝ち馬評価一覧
パンテレリア(牡、父
イスラボニータ、美浦・林)
日曜中山5R・芝1600m、津村「優等生ですね。落ち着いてゲートを出て、いい位置につけられました。少し怖がる面は見せたけど、我慢して走れていました。これから成長してくれば上でもやれますよ」(レース評価B、将来性★★★)
ロードラプソディ(牡、父
モーリス、栗東・松下)
土曜阪神6R・芝2000m、岩田望「2番人気馬がハナを切ったので、好スタートからそれを見ながら進めました。4角で前の馬の手応えがなくなって、外に進路を求めましたが、そこから追ったら一歩ずつ加速してくれました。道中は折り合いもついていましたが、抜け出してから遊ぶ面もあったので、もっと良くなる馬だと思います。距離は二千前後が良さそう。長く脚を使う馬。これからの成長が楽しみです」(B、★★★)
ナッカーフェイス(牡、
父シニスターミニスター、栗東・北出)
土曜中京5R・ダート1400m、亀田「ゲートの中では力が入っていましたが、出てからは馬なりでポジションを取れたし、楽な手応えで直線に向けました。この馬のリズムで、この馬の競馬ができたと思います」(B、★★★)
エバーシャドネー(牝、父
ルーラーシップ、栗東・藤岡)
日曜阪神5R・芝1600m、藤岡佑「完勝でした。ケイコにまたがっていた秋山真Jからいい感触を聞いていましたし、返し馬もリズム良く走れました。2着馬も力がある馬で直線はだいぶ抵抗をされましたが、いいパフォーマンスを見せてくれました。まだまだ良くなると思いますし、今後が楽しみです」(B、★★★)
ポケットシンデレラ(牝、父
エピファネイア、美浦・青木)
土曜中山5R・芝1800m、菱田「物見をするところはないですし、すごく前向きでした。返し馬でも真面目だったので、強気なレースができました。心肺機能が高くて、最後まで頑張ってくれましたね」(C、★★★)
ミッキーエイト(牡、
父アドマイヤムーン、美浦・久保田)
土曜中山6R・ダート1800m、田辺「まだ物足りないところがあって半信半疑でしたけどね。ペースが遅かったので動いて行きました。今後に期待したいです」(C、★★★)
ピジョンブラッド(牝、
父パイロ、栗東・荒川)
土曜阪神7R・ダート1400m、川島「スタートがひと息でキック
バックにひるむような面を見せたので、ステッキを入れながらの追走でした。馬群に取り付いてからの脚は速かったし、まだ子どもっぽい中でこういう競馬ができたのは良かったです」(C、★★★)
アンノウンウォリア(牡、
父マジェスティックウォリアー、栗東・平田)
日曜阪神4R・ダート1800m、団野「追い切りでは悪い馬場でも動けていましたし、ダートの千八は良さそうだと思っていました。抜け出すのが早く、1頭になるとフワッとしましたが、それだけまだ余裕がありましたし、期待通りですね。今後が楽しみです」(C、★★★)
(評価は馬サブロースタッフによるS、A、B、C、Dの5段階)
提供:デイリースポーツ