登録のあるGI馬は6頭。ファン投票1・2位に支持された
エフフォーリアと
クロノジェネシスの直接対決という目玉はあるものの、香港国際競走との兼ね合いもあって、かつてのようなオールスターメンバーは集まりにくくなっているのも確かだ。実力では上記2頭が抜けているように思えるが、これに割って入る馬は現れるのか。
1.フレッシュさ
過去10年、キャリア6~10戦の馬は[4-2-2-17]で複勝率32.0%、11~15戦の馬は[2-6-2-23]で30.3%なのに対し、16~20戦の馬は[3-2-3-34]で複勝率19.0%、21戦以上の馬は[1-0-3-53]で複勝率7.0%。レース経験豊富なベテランは苦戦傾向。
2.明け3戦目の馬が中心
過去10年、休み明け(中9週以上)から3戦目の馬が[7-7-8-59]で複勝率27.2%と優秀なのに対し、休み明け2戦目の馬は[2-1-1-32]で複勝率11.1%、明け4戦目の馬は[0-1-0-20]で複勝率4.8%。
3.前走垂れた馬は苦戦
過去10年、前走の着順が4角通過順位を下回っていた馬、つまり4角から垂れてしまった馬で、当レースを連対したのは3頭だけ。比較的直線が短い中山とはいえ、最後の直線でのもう一伸びが明暗を分けることも多く、前走末脚で劣った馬の巻き返しはあまりない。
ステラヴェローチェは前走の
菊花賞で状態が上がり切らなかったこともあり4着に敗れたが、その後の調教の動きを見るに立て直されてきた印象。中山替わりは問題なく、また大逃げをしてきそうな馬がいることで、一昨年のような消耗戦で展開が向く可能性はそれなりにありそう。
エフフォーリア相手ではこれまで3戦3敗だが、今回は逆転まであると見る。