「
有馬記念・G1」(26日、中山)
2021年もリーディング争いを独走する
クリストフ・ルメール騎手(42)=栗東・フリー=が、本紙のインタビューに応じた。
有馬記念では、史上初の
グランプリ4連覇を目指す
クロノジェネシス(牝5歳、栗東・斉藤崇)とのタッグで臨む。ラストランを迎えるパートナーへ寄せる思い、さらに自身5年ぶりの有馬Vへ意気込みを語った。
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クロノジェネシスとは、6月の
宝塚記念以来のコンビ。当時を振り返って。
「道中はずっといい手応えで運べましたし、自信を持って乗りました。だんだんとペースアップしてくれて、この馬向きの展開になりましたし、直線では勝てると感じました」
-改めて、この馬のイメージは。
「日本ではいつもいい競馬をしていますよね。負けた時でも、相手がトップホース、いや、スーパースターホースに負けただけ。いつも強い競馬をしていると思います」
-ラストランの手綱を任された。
「去年の
有馬記念もすごく強かった。調教に乗っていないのでコンディションは分からないけど、
有馬記念を勝った経験がある馬ですからね。全く心配はしていません」
-団野騎手が騎乗した1週前追い切りは、少し行きたがるような面が見られた。
「そうですか。私は(同じようなシチュエーションで臨んだ)
宝塚記念の1週前追い切りに乗りましたが、その時もかなり引っ掛かりましたよ。それでも、当週の追い切りはうまく折り合っていましたからね。たぶん、これから落ち着くでしょう。レースでは、馬の後ろに付けてカバーすることができれば、折り合いは大丈夫だと思います」
-自身が主戦を務めた
アーモンドアイは、G19勝の偉業を成し遂げた。ともにしのぎを削ってきた
クロノジェネシスもG14勝のスーパーホース。
「タイプは違いますね。
アーモンドアイは、例えるならば、上下に波打つような走りをする馬でした。一方、
クロノジェネシスの方は
パワーがありつつも、低いス
トライドで走るんです。でも、両馬ともにスピードとスタミナのコンビネーションを持っている、という共通点があります。走り方こそ違うけれど、能力やストロングポイントは一緒です」
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グランプリが刻一刻と迫ってきた。意気込みを。
「ラストランですからね。
クロノジェネシスのファンの皆さんや、関係者の方々のためにも、ベストパフォーマンスをしたいと思います。応援よろしくお願いします」
提供:デイリースポーツ