12月26日に中山競馬場で行われる
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。重賞ウィナーではないが、絶大な人気を集める馬が
メロディーレーン(牝5、栗東・
森田直行厩舎)だ。
メロディーレーンは父
オルフェーヴル、
母メーヴェ、母の
父Motivatorという血統。半弟に今年の
菊花賞馬で
有馬記念にも出走予定の
タイトルホルダーがいる。通算成績は25戦4勝。
2018年10月に京都競馬場の2歳新馬戦でデビュー。デビュー当初からかなりの小型馬でデビュー戦の体重は336kgだった。その後、10戦目となる翌年6月の未勝利戦で勝ちあがり。340kgでの勝利となり、1972年以来約50年ぶりに
JRAの最少体重優勝の記録を更新した。
2400mの未勝利戦で勝ち上がったことから、その後は長距離路線を中心に歩む。9月に行われた2600mの自己条件戦で勝利を収め、同年の
菊花賞にも出走。10年ぶりの牝馬出走だったが、最速の上がりで5着に健闘。秘めたるポテンシャルを堂々と披露した。
その後も長距離戦を戦い続け、今年1月に2勝クラス、10月に3勝クラスを突破し、オープン入りを果たした。
有馬記念は、最多となる8度のコンビを組んでいる
岩田望来騎手が騎乗する。
JRA最少体重勝利の記録を持ち、それでいて力強い走りを続ける
メロディーレーン。当然ファンも多く、今回の
有馬記念もファン投票によって優先出走権を獲得。小さな戦士が年末の大一番にファンを魅了する。