12月26日に中山競馬場で行われる
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。出走予定馬の中で最多のキャリア35戦を誇るのが
ペルシアンナイト(牡7、栗東・
池江泰寿厩舎)だ。
ペルシアンナイトは父
ハービンジャー、
母オリエントチャーム、母の
父サンデーサイレンスという血統。通算成績は35戦4勝。
2016年8月に小倉競馬場の2歳新馬戦でデビュー。2歳時は新馬戦と12月のこうやまき賞で2勝をあげ、翌年2月のアーリントンCで重賞初制覇を飾った。同年春にはクラシックに出走し、
皐月賞では2着に好走した。
秋はマイル路線に進み、前哨戦の富士Sでは5着に敗れたが
マイルCSでは3歳馬ながら古馬を一蹴、GI初制覇を果たした。この勝利を境に現在に至るまで勝ち星からは遠ざかっているが、
マイルCSでは
2018年に2着、2019年に3着と得意の条件ではGIでも好勝負を繰り広げている。
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池江泰寿調教師は2011年・13年の
オルフェーヴルなどこれまで
有馬記念で4勝をあげており、これは歴代で最多の数字となる。暮れの
グランプリを知り尽くす師が古豪GI馬をどう仕上げてくるのか。昨年の
凱旋門賞ジョッキー、C.デムーロ騎手が騎乗する点も心強く、期待が膨らむ。