「
有馬記念・G1」(26日、中山)
申し分のない動きだった。
福島記念を制した
パンサラッサは22日、栗東坂路へ。終始馬なりの調整だったが、ラストも乗り手が周囲を確認する余裕を見せたほど。外ラチ沿いで気持ち良さそうに末脚を伸ばし、4F51秒0-37秒1-12秒2の好時計をマークした。
矢作師は「楽に速い時計が出ちゃうよな。本当は52、3秒の指示だったんだけど、51秒になる。そのあたりが課題でもあるんだけど、状態に関しては間違いなくいいよ」と好気配を伝える。19年
ホープフルS6着以来となるG1挑戦。「強気なことは言えないけど、行きます。行かせないと意味がない」と堂々の“逃げ宣言”も飛び出した。
鞍上の菱田も「スローで逃げていい馬とは思わないので、この子のリズムで行きたい」と同調。連勝中で勢いに乗る4歳牡馬が、積極策でファンを沸かしてみせる。
提供:デイリースポーツ