25日に阪神競馬場で行われる
阪神カップ(3歳上・GII・芝1400m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが10番。3回で2番、6番、13番、15番が続き、2回が3番、5番、8番、12番、16番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 2-1-1-16/20 複勝率20.0% 複勝回収率49%
2枠 1-0-1-18/20 複勝率10.0% 複勝回収率55%
3枠 2-1-2-15/20 複勝率25.0% 複勝回収率103%
4枠 1-0-2-16/19 複勝率15.8% 複勝回収率125%
5枠 1-2-1-16/20 複勝率20.0% 複勝回収率83%
6枠 0-1-1-18/20 複勝率10.0% 複勝回収率24%
7枠 3-1-1-21/26 複勝率19.2% 複勝回収率67%
8枠 0-4-1-22/27 複勝率18.5% 複勝回収率64%
偶数 5-9-4-68/86 複勝率20.9% 複勝回収率88%
奇数 5-1-6-74/86 複勝率14.9% 複勝回収率53%
阪神の内回りコースということで、内枠有利の印象を持っている方も多いかもしれないが、複勝率は内外で拮抗している。最初のコーナーまで距離があることで、外枠の不利が軽減されているのだろう。1枠2枠ともに複勝回収率が低く、内枠というだけで買われ過ぎている印象だ。
1~2番人気の複勝率が35.0%しかなく、人気馬が苦戦。なかでも8枠で1~2番人気に支持された3頭はすべて着外に敗れている。頭数が揃うレースなので、さすがに外を回らされると実力上位でも厳しいということだろう。
また、偶数奇数だと、偶数馬番が複勝率、複勝回収率ともに奇数を大きく上回っている。位置取り勝負になりやすいレースなので、ゲートの不安が軽減される偶数の方が有利なのかもしれない。