「
中山大障害・JG1」(25日、中山)
大舞台で復活をアピールした。好位の3、4番手で進めた
オジュウチョウサンが、最後の障害を跳び終えて先頭に躍り出ると、直線では後続を力強く3馬身突き放して、4年ぶり3度目の制覇を成し遂げた。
20年4月の
中山グランドJ以来、4戦ぶりのV。小さく
ガッツポーズをしてゴールした石神は、「この馬で久しぶりに勝利することができて、非常にうれしい。ここ最近はふがいない姿ばかりで…かっこいい姿を見てもらいたくて、みんなで頑張ってきた。ファンの多い馬で、体にも(応援が)伝わってきたし、うれしかった」と笑顔を浮かべた。
JG1・8勝目、障害重賞14勝目となった
アイドルホースも22年は11歳。馬主である(株)
チョウサンの長山尚義代表は「引退の話もあったけど、こういう結果が出たからね」と現役続行を明言。
阪神スプリングJ(3月12日・阪神)から
中山グランドJ(4月16日・中山)へ向かうプランを明かした。
和田郎師は「年齢を重ねてきてるし、気をつけなきゃいけない」と気を引き締める。衰え知らずの絶対王者が来年も障害レースを盛り上げていく。
提供:デイリースポーツ