「阪神C・G2」(25日、阪神)
これがG1ホースの底力だ。中団のやや後方から運んだ3番人気の
グレナディアガーズが、大外から脚を伸ばして鮮やかな差し切りV。メンバー最速の上がり3F34秒0の末脚が切れに切れた。
初コンビで朝日杯FS以来、1年ぶりの勝利をエスコートしたC・デムーロは「本当にうれしい。道中は馬の後ろで
リラックスさせて、直線もいい手応え。すごく瞬発力があって、いいレースができた」と会心のレースを振り返る。自身は18年阪神JF(
ダノンファンタジー)以来のJRA重賞Vに笑顔だ。
前走の
マイルCSは折り合いを欠いて13着に沈み、8戦目で初めて掲示板を外した。しかし、1Fの距離短縮が吉と出て、巻き返しに成功。
中内田師は「スタートは良くなかったですけど、焦らずにジョッキーが運んでくれました。マイルは少し折り合いが難しい。距離は短くなってくるのかな。これから4歳になって、どう成長するかですね」と今後の見通しを語った。
提供:デイリースポーツ