1月5日の中山では1勝クラスの芝2000mが組まれている(以前は
寒竹賞の名称で施行されていた)。主なところでは
アスクビクターモア(美浦・
田村康仁厩舎)、
ヴァーンフリート(美浦・
手塚貴久厩舎)、
サインオブサクセス(美浦・
伊藤圭三厩舎)、
ミッキーブンブン(美浦・
菊沢隆徳厩舎)、
レヴァンジル(美浦・
堀宣行厩舎)などが出走を予定しており、どの馬が大きな2勝目を挙げるのか注目したい一戦だ。
【1月8日(土) 中山芝1600m】
◆
コウソクブラック(牡、父
キタサンブラック、
母ウィストラム、美浦・
中舘英二厩舎)
2020年のセレクトセールに上場され、取引価格は2970万円。半兄に
アウトライアーズ(
スプリングS2着、
小倉記念3着)、いとこに
ダイワミストレス(
フェアリーS3着)がいる。12月23日の追い切りはウッドチップコースで6F83.3-1F12.0を計時し、1勝クラスの年長馬に先着した。「おとなしくて気持ちの面では手が掛からない。カイバも食べるし、しっかりと乗れている。操縦性もいいし、ゆくゆくは距離を延ばしていきたい。まずはマイルぐらいがいいと思います」と
中舘英二調教師。鞍上は
菅原明良騎手を予定している。
◆
ミファヴォリート(牝、
父キングカメハメハ、
母ミスエーニョ、美浦・
木村哲也厩舎)
母は米G1馬(
デビュタントS)。半姉に
ミスエルテ(
ファンタジーS)がいる。12月15日の追い切りはウッドチップコースで6F83.3-1F11.9を計時し、2勝クラスの年長馬と併入。19日、22日は坂路で乗り、26日にはウッドチップコースで5F70.5-1F12.6の時計を出している。「この血統にしてはカッとならず、どっしりとしている感じ。気持ちに余裕があるのはいいと思うし、まだまだ良くなってきそうです」と楠調教助手。鞍上は調整中となっている。
【1月9日(日) 中山芝2000m】
◆
バイロイト(牝、
父スクリーンヒーロー、
母レディオブオペラ、美浦・
栗田徹厩舎)
母は9戦5勝の成績を残し、GIII
シルクロードS2着などス
プリント戦線で活躍した。半姉の
レディマクベス(1勝)と
バルトリ(現3勝)はデビュー勝ちを飾っている。坂路を中心に追い切りの本数を重ね、12月23日には4F52.2-12.5を計時した。「牝馬にしては馬格があるし、いい背中をしている。母は短いところで走ったけど、長めの距離が良さそう」と
栗田徹調教師。鞍上は
内田博幸騎手を予定している。
(取材・文:竹之内元)