今週も先週に引き続き、中山・中京・小倉の3場開催。重賞は日曜日に
AJCC(GII・中山・芝2200m)と、
東海S(GII・中京・ダート1800m)が行われます。
毎週コンピュータで激走馬を予想する当コーナー。膨大なデータを駆使したネット競馬のオリジナルAIを使って重賞で狙いの1頭を探します。
今週は2つの重賞の中から、
AJCCにスポットを当てていきましょう。
まずは出走予定メンバーをチェックしていきます。
月曜日時点での出走登録は13頭。上位人気が予想される中でも、特に注目が集まりそうなのは
オーソクレース(牡4・美浦・久保田厩舎)でしょう。
同馬は、2歳時にGI
ホープフルSで2着。そこから休養明けの
セントライト記念で3着になると、次走の
菊花賞でも2着と健闘しました。4歳の中でも能力上位の馬で、鞍上は引き続き
C.ルメール騎手を予定しており上位人気は確実といえそうです。
前走、
天皇賞・秋6着からの巻き返しを狙うのは
ポタジェ(牡5・栗東・友道厩舎)。前走でこそ6着と敗れましたが、それ以前は馬券圏内を外したことのなかった堅実な馬。GII戦ならば能力上位といえそうです。
さらに4歳勢からは
アサマノイタズラ(牡4・美浦・手塚厩舎)。
AJCCと同舞台の
セントライト記念では、低評価を覆して優勝。その際は、今回人気となりそうな
オーソクレースに先着しています。
さらには
キングオブコージ(牡6・栗東・安田翔厩舎)、
ボッケリーニ(牡6・栗東・池江厩舎)などが、重賞タイトルを狙って出走してきます。
【AIは人気薄が予想される「あの馬」を指名】
予想はすべてAI任せ。枠順や当日の馬場状態予測を反映されていない現時点のものとなりますが、人間の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような◎穴馬を選出することもあります。
そして今回、AIが選出した本命候補は、なんと
ソッサスブレイ(セ8・美浦・粕谷厩舎)となりました!
月曜日時点でのオッズ想定では、かなりの人気薄が予想される1頭です。
同馬は
父コンデュイット、
母ベリーフ(母
父スペシャルウィーク)という血統。
地方競馬出身で、これまでの戦績は52戦8勝(地方戦歴も含む)。[8-7-6-31]という成績ですが、中央での勝ち星はまだありません。
デビューは、16年の門別競馬。その後は船橋や大井の南関東でダート戦を中心に使い続け、2018年には交流重賞の
かしわ記念(JpnI・船橋・ダート1600m)にも出走しています。
中央初戦は19年の
ディセンバーS(L・中山・芝1800m)で、16番人気の9着と惨敗。その後は障害レース3戦を消化し、再び平地へと戻った昨年の
AJCCでも17番人気の16着という結果に終わっています。
中央転入後の最高着順は、昨年夏の
関越S(OP・新潟・芝1800m)と前走
ディセンバーSでの3着。どちらも大波乱の立役者となっており、意外性のある馬といえるでしょう。
とはいえ、GIIクラスのメンバーに入ってしまうと、さすがに成績は見劣ります。
反面、馬券圏内に絡めば高配当は必至。AIがどのような判断で軸馬にピックアップしたのかは不明ですが、気になる穴馬候補として覚えておきたいところです。
AI予想は、ここから出走メンバー&鞍上確定、馬場状態、枠順、調教具合などの
ファクターを追加修正して最終決定となります。
最終的に本命馬が変更となる場合もありますので、週末の予想確定を楽しみにお待ちください。
(netkeiba編集部)