1月23日に中山競馬場で行われる、アメリカジョッキークラブC(4歳上・GII・芝2200m)。出走予定の
オーソクレース(牡4、美浦・
久保田貴士厩舎)に注目。
同馬は父
エピファネイア、
母マリアライト、
その父ディープインパクトという血統。通算成績は5戦2勝。
2020年8月に札幌競馬場の2歳新馬戦でデビュー。デビュー戦を勝利で飾ると、続くアイビーSを連勝。GI初挑戦となった
ホープフルSでは、2着に好走した。
春のクラシックでは、有力候補の1頭に名乗りを挙げていたが、そのまま休養入りし、秋へ備えた。
その後、休養明けで挑んだ昨年9月の
セントライト記念では3着。優先出走権を獲得した
菊花賞でも2着に好走するなど、復活を感じさせる走りで3歳時を終えた。
父
エピファネイアは種牡馬として、昨年同レースを勝利した
アリストテレス、GI・3勝を挙げている
エフフォーリアなどを輩出。また
母マリアライトも2015年
エリザベス女王杯、翌年の
宝塚記念を制した名牝で、同馬はその初仔にあたる。
未完の大器とも言える良血馬が、今年初戦で重賞初制覇を飾り、飛躍を遂げるか。