AJCCに管理馬を登録している13人の調教師のうち、2016年以降の中山芝2200mにおける勝利数、複勝率、複勝回収率をもとに抽出。
AJCCで馬券的にも「見逃せない調教師」とは?
3位は
池江泰寿調教師。集計期間内に中山芝2200mでの勝利はないものの、[0-6-3-10]という成績で、複勝率47.4%はトップ。複勝回収率も95%と上々だ。特筆すべきは重賞での好成績。[0-5-1-5]と2回に1回以上馬券になっている。直近3年の間にも、19年
セントライト記念を
サトノルークスが8番人気2着、21年
AJCCを
ヴェルトライゼンデが3番人気2着。池江厩舎といえば、過去に
有馬記念でも波乱を演出しており、中山非根幹距離の芝は得意条件の一つだ。
今年は
ボッケリーニが出走予定。中山初参戦となるが、中京に良績があり、急坂は苦にしない。適性を見越しての参戦だろう。先週、土日で重賞を制したオーナーの勢いも侮れない。
2位は
堀宣行教師。集計期間に中山芝2200mで11勝を挙げ、複勝率は42.9%。複勝回収率は70%止まりだが、単勝回収率は110%とベタ買いでプラスになっている。年明け後、このコースでは
メイプルリッジ、
スマイル、
チャックネイトで1着、1着、3着と絶好調だ。
今年は
スマイルが出走予定。前述の通り、年明け早々に、この中山芝2200mで行われた
迎春Sを勝利している。この勝利も含め、中山芝で[4-1-1-1]というコース巧者。中1週での参戦に、この条件を使いたいという陣営の意思を感じる。
第1位に輝いたのは
手塚貴久調教師。集計期間内に中山芝2200mで7勝を挙げ、複勝率は35.3%。単勝回収率210%、複勝回収率107%と馬券妙味は抜群だ。21年
セントライト記念を
アサマノイタズラ(9番人気1着)、21年
オールカマーを
ウインマリリン(2番人気1着)で制し、目下、このコースでの重賞を連勝中。
今年は
アサマノイタズラと
マイネルファンロンが出走予定。
アサマノイタズラは
セントライト記念を勝ち、
スプリングSでも2着という実績がある。ここ2走は位置取りが後ろ過ぎたが、スムーズな競馬なら巻き返し必至だろう。