23日に中山競馬場で行われる
AJCC(4歳上・GII・芝2200m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みが
ディープインパクト。4回で
ステイゴールドが続き、2回が
ゼンノロブロイ、
マンハッタンカフェ、
ジャングルポケット、
ドリームジャーニー、
ハーツクライ、
ノヴェリストとなっている。
エピファネイア産駒は[1-0-0-0]。産駒初出走となった昨年は1人気
アリストテレスが人気に応えて勝利。早々に結果を残したことになるが、同種牡馬の産駒は中山芝2200mで[4-1-3-12]、複勝率40.0%、とくに牡馬は[3-1-3-6]、複勝率53.8%と申し分のない好走率を示している。今年は
オーソクレースが出走予定。
ディープインパクト産駒は[2-3-0-8]。13年
ダノンバラード、16年
ディサイファの2頭が勝ち馬として名を連ねるほか、14年には11人気
サクラアルディートがクビ差2着と大駆け。一方で、昨年は2人気
サトノフラッグが11着と大敗しており、1人気に推された馬も[0-2-0-1]と勝ちあぐねている傾向は気になるところ。今年は
ポタジェが該当する。
ノヴェリスト産駒は[0-0-2-0]。いずれも
ラストドラフトによる成績で、20・21年と2年連続で好走中。同種牡馬は中山芝2200mで[3-0-4-5]、複勝率58.3%、
ブレークアップが全3勝を挙げるなど偏りこそあるものの、適性を示した馬がリピート好走しやすいともいえるだろう。今年は
ラストドラフトが3年連続での好走を目論む。
ルーラーシップ産駒は[1-0-0-3]。18年に
ダンビュライトが勝利しており、
ルーラーシップ自身も不良として行われた12年
AJCCで後続に3馬身差をつけて快勝した実績を持つ。なお、同種牡馬にとって中山芝2200mは良績の集まるコースとなり、通算連対率34.7%という数値には目を見張るものがある。今年は
アンティシペイト、
エヒト、
ダンビュライトの3頭が出走予定。