IFHA(国際競馬統括機関連盟)は25日、2021年度の「ロンジンワールドベストレースホースランキング(LWBRR)」を発表した。2021年1月1日から12月31日までに出走した馬が対象で、国際ハンデキャッパー会議において決定されたものとなっている。
レーティングが115以上の279頭(実頭数)がランク付けされ、日本は42頭が掲載された。国別では、アメリカ(62頭)、
オーストラリア(48頭)、英国(48頭)、に次いで第4位だった。
2021年のラン
キングトップは
ニックスゴーで、レーティングは129。レーティングの対象となったのは、ハイペースで逃げて後続を寄せ付けずに快勝した
BCクラシック(G1)。11月の中間発表では128だったが、
BCクラシックで負かした3歳馬の評価を見直したことから上方修正されたもの。また、
ホイットニーS(G1)のレーティング125も距離区分「M」のトップとなった。
第2位タイは
アダイヤー、
ミシュリフ、
セントマークスバシリカの3頭でレーティングは127。それぞれ
キングジョージ6世&
クイーンエリザベスS(G1)、インターナショナルS(G1)、
エクリプスS(G1)が対象レースとなっている。
第5位はレーティング126で
ジャパンC(GI)を勝った
コントレイルがランクイン。これは日本調教馬のトップ。第6位タイに
バーイード、
ゴールデンシックスティ、
パレスピア、
トルカータータッソの4頭がレーティング125で入っている。対象レースは、それぞれクイーンエリザベス2世S(G1)、
香港マイル(G1)、ロッキンジステークス(G1)、
凱旋門賞(G1)。
バーイードは
パレスピアを直接降したレース内容が見直され、11月の中間発表から上方修正された。
コントレイル以外の日本調教馬は、
天皇賞・秋(GI)、
有馬記念(GI)などを勝った
エフフォーリアがレーティング124で第10位タイ、
香港ヴァーズ(G1)を勝った
グローリーヴェイズが123で第15位タイ、
ジャパンC2着の
オーソリティと
有馬記念2着の
ディープボンドが121で第27位タイ、
クロノジェネシス、
グランアレグリア、
シャフリヤール、
テーオーケインズが120で第36位タイ、などとなっている。
また、
JRAは同日、「2021年度JPNサラブレッドランキング」を発表。2歳トップは無傷の3連勝で
朝日杯FSを制した
ドウデュースの116
ポンドで、牝馬は阪神JFを勝った
サークルオブライフが112でトップとなっている。
3歳トップはGI・3勝を挙げた
エフフォーリアで124、2位は120でダービー馬の
シャフリヤール、牝馬のトップは115をマークした
桜花賞馬
ソダシ。4歳以上では
コントレイルが126でトップ、
グローリーヴェイズが123で続き、牝馬では
グランアレグリアと
クロノジェネシスが120で並んでいる。
ダートのトップはチャンピオンズCを勝った
テーオーケインズで120、牝馬は日本馬として初めてBCディスタフを制する偉業を成し遂げた
マルシュロレーヌで116となっている。
※馬齢は競走時。
(
JRA発表による)