30日に東京競馬場で行われる根岸S(4歳上・GIII・ダート1400m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる3回の馬券絡みが
ゴールドアリュール。2回で
ネオユニヴァース、
Spring At Last、
プリサイスエンド、
キングカメハメハ、
Tapitが続く。なお、データ集計期間外も含め、現行コースの根岸Sで2頭以上の勝ち馬を出した種牡馬は
プリサイスエンドに限られる。
初出走となる
トビーズコーナー産駒には上位人気と目される
ソリストサンダーが該当。東京ダート1400mにおける種牡馬成績は[4-4-2-29]となり、連対例はいずれも1勝クラス以下の平場戦に限られる。ただし、特別戦には延べ5頭の出走例しかなく、19年
富嶽賞では
コスモビスティーが12人気3着と波乱を演出していたことは気に留めておきたい。
ヘニーヒューズ産駒は[1-0-0-3]。16年
モーニンが1人気に応えて勝利しており、同馬は勢いそのままに次走フェブラリーSでGI制覇も達成。なお、勢いという意味では20・21年と2年連続で
JRAダートリーディングサイアーを手中に収めている種牡馬実績にも気を配りたい。今年は
ゲンパチフォルツァ、
スマッシングハーツ、
タガノビューティー、
フルデプスリーダー、
レピアーウィットの5頭が特別登録している。
初出走となる
アイルハヴアナザー産駒は
オメガレインボー、サヴァの2頭が特別登録。同種牡馬の当該コース成績は[5-1-4-88]、好走例はいずれも1勝クラス以下の平場戦となり、2勝クラス以上または特別戦では[0-0-0-15]といまだ馬券に絡めていない。
ゴールドアリュール産駒は[1-1-1-6]。12年1着、14年3着と
シルクフォーチュンがリピート好走するほか、18年
サンライズノヴァがハナ差2着と勝ちに等しい内容で好走。最多となる好走実績はぞんざいに扱えないだろう。今年は
リアンヴェリテが出走を予定している。