「根岸S・G3」(30日、東京)
武蔵野Sに続く、重賞連勝を狙う
ソリストサンダーは26日、栗東坂路で最終リハ。時計自体は控えめだったが、抜群の手応えで目下の充実ぶりをアピールした。
武蔵野Sで重賞初制覇を飾った
ソリストサンダーは、目下の充実ぶりを示すように、鼻息を荒くして活気あふれる最終デモを披露。栗東坂路を単走で4F55秒2-40秒2-12秒1と時計は控えめだったが、ゴールまで手応えは抜群だった。
「先週しっかりとやっていますし、いつも通りの調整パターン。体調はいいと思います」と高柳大師は納得の笑みを浮かべる。7歳の割に、前向きさが旺盛。「転厩してくる前のことですけど、骨折で1年以上休んでいたこともありますし、まだ馬自体は若いですよ。行きっぷりがいいから、距離を長くするよりは短い方が良さそう」。1400メートルに使うのは5歳の春以来。かなりの久々となるが、指揮官に距離短縮への不安はない。
心配材料を挙げるなら馬体増。21年の
フェブラリーSはプラス8キロと過去最大の494キロで太めが残った分、8着に終わった。「調子は良かったですが、少し重かったですかね。冬場は絞りにくい。486キロぐらいで出せるといいのですが」。特に今冬の栗東は寒さが厳しい。あくまで目標は次だが、前走からプラス4キロぐらいが理想だろう。
「前回は最後でスムーズに脚を伸ばしてくれましたからね。前走のような競馬で次に弾みをつけられれば」。僚馬
テーオーケインズに続け-。高柳大厩舎がダート界を席巻するためにも、前哨戦でつまずくわけにはいかない。
提供:デイリースポーツ