「
東京新聞杯・G3」(2月6日、東京)
21年秋に
エフフォーリアを取り上げた際、その
母ケイティーズハートを管理していた宮本師に話をうかがった。後日、取材のお礼を言うと「そう言えば、こないだの全日本2歳優駿を勝った馬のお母さんもウチにおったんやで」と教えてくれた。
確かに、
ドライスタウトの
母マストバイアイテムは宮本厩舎からデビューし、ダート5〜6Fで3勝。
シニスターミニスター産駒の4番子が見事に交流G1を制した。“宮本チルドレン、恐るべし”。もしや、どこかに三匹目のドジョウが…。
いました。
東京新聞杯で復帰する
カレンシュトラウスは、かつて宮本師が手掛けた
アグネスワルツの3番子。前走の
京成杯AHこそ鼻出血の影響で12着に敗れたものの、破竹の3連勝でオープン入りを果たした好素材だ。父
ルーラーシップ×母の
父ゼンノロブロイの中距離配合だが、
ノーザンテーストの4×4のクロスが効果的。筋肉質のボディーは芝のマイルにマッチする。
母は10年
オークスで
アパパネ&
サンテミリオンの3着に好走。「マイルでレコード勝ちしたようにスピードもあった。体質的にも健康体だったよ」と宮本師は教えてくれた。仕切り直しの一戦を迎える今回、良血馬の底力に改めて注目したい。(デイリースポーツ・松浦孝司)
提供:デイリースポーツ