「
京都記念・G2」(13日、阪神)
21年の
オークス馬
ユーバーレーベンは9日、美浦Wで最終リハ。メリハリのあるフットワークで駆け抜け、悠々と併入した。先に見据えるドバイ遠征へ、勝って弾みをつけたいところだ。
悠然と駆け抜けた。
ユーバーレーベンは美浦Wで
レッドゲイル(3歳1勝クラス)を6馬身追走し、4角で内へ。外ラチ一杯を回る僚馬の動きに合わせ、最後は馬体を並べてフィニッシュ。6F83秒8-38秒5-11秒9を馬なりでマークした。
昨秋から追い切りに騎乗している津村(レースはM・デムーロ)は「動きはすごく良かった。促さないと動かないタイプでしたが、スムーズな加速で今までにない動きでした」と万全の仕上がりに太鼓判を押した。
オークスV後は脚部不安を発症。復調途上だった
秋華賞は、本来の状態にはほど遠く13着に大敗した。前走の
ジャパンC6着後は放牧を挟み、1月中旬からビシビシと調教を積んできた。手塚師も「状態はいいよ。デビュー以来最高じゃないかな。今の出来なら阪神の内回りでも大丈夫だと思う」と自信に満ちた表情を浮かべた。
対策も万全だ。輸送するとカイ食いが細くなる傾向にあるため、今回はレース2日前の金曜に阪神に移動する予定だったが、関東では木曜に雪予報が出ているため、さらに1日早めるプランも浮上。指揮官は「1日滞在すれば、だいぶ食べるようになる。輸送が鍵ですね」と慎重に移動のタイミングを計る考えだ。既にドバイシーマC・G1(3月26日・UAEメイダン)には予備登録済み。ここで結果を出して、堂々と世界へ進出したい。
提供:デイリースポーツ