皐月賞と同条件で行われる
トライアルで、早い段階で賞金確保に成功した有力馬が脚慣らしとして登場してくる。出走権を確保していない馬は手薄な他の
ステップ競走に向かうことが多いため少頭数になるのが通例で、本番の
皐月賞とは質の異なるレースになる。
1.スローペース
少頭数で行われることで、ペースが流れることの多い
皐月賞とは違ってスローペースになりがち。1000m通過が61秒0を切ったのは過去10年で1回だけであり、中山にしては後半の末脚比べになりやすい。
2.前走逃げた馬は苦戦
過去10年、前走2角1番手の馬は[0-0-0-12]で、前走4角1番手の馬も[0-0-0-14]。つまり前走逃げていた馬は過去10年で1頭も馬券に絡んでいない。狙いどころは[7-6-6-33]で複勝率36.5%と好成績の前走4角2~5番手だった馬。
3.ゆったりしたローテ
過去10年、中3週以内で臨んだ馬の成績は[2-1-1-33]で複勝率10.8%。対して、中4~8週の馬は[4-1-4-34]で複勝率20.9%、中9週以上だった馬は[4-8-5-18]で複勝率48.6%。
ジャスティンロックは昨年の京都2歳Sで重賞初制覇。スローペースの影響で勝ち時計自体は平凡だったが、前残りの展開を捲るように押し上げ勝ち切った内容からして潜在能力は高そうだ。持ち味の長い脚は今回も活きそうで、相手強化でも期待は十分。