中山11Rの第59回
弥生賞ディープインパクト記念(3歳GII・芝2000m)は3番人気
アスクビクターモア(
田辺裕信騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分00秒5(良)。クビ差の2着に1番人気
ドウデュース、さらに半馬身差の3着に9番人気
ボーンディスウェイが入った。
アスクビクターモアは美浦・
田村康仁厩舎の3歳牡馬で、
父ディープインパクト、
母カルティカ(母の
父Rainbow Quest)。通算成績は5戦3勝。
レース後のコメント
1着
アスクビクターモア(
田辺裕信騎手)
「先行馬がやりあってペースが流れるかと思っていましたが、隊列が決まるのが早く、スローペースになりそうだったので、かかる面はありますが位置を取りに行きました。
道中はかかりながらも脚を溜められ、手応え良く直線を向いて、強い馬がジリジリと迫る気配は感じていましたが、ゴールまでしのげそうだという感じでした。
身体能力が高いので、メンタル面が落ち着いてくるとなお良いと思います。賞金も加算でき、大きいレースにも出られると思いますし、まだまだ成長する余地もありますから楽しみです」
(
田村康仁調教師)
「ジョッキーには、引っ掛かることがわかっていましたが、消極的な競馬はしない方が良いと話していました。とにかく思い切ってと話し、出して行ったぶんかかりましたが、位置取りが後ろになるのは嫌でした。
ギリギリ我慢してくれましたが、本当にやんちゃな馬です。闘争心があって積極的で、荒削りだけど魅力的な馬です。体も緩く、まだ出来ていない中でこれだけやれるのですから、期待を抱かせてくれる馬です。
体は緩いのですが、エンジンはずば抜けていて、心肺機能はすごく良いものがあります。このレースは狙っていましたし、すごく良い感じで仕上がっていましたから、結果が出て良かったです」
2着
ドウデュース(
武豊騎手)
「ちょっと行きたがるところがありましたが、許容範囲でした。距離は全く問題ありません。
トライアルを勝って本番に行きたかったのですが、内容は問題ありませんでした」
(
友道康夫調教師)
「馬のデキは良かったです。次に向けて手応えを掴んだレースでした。予定通り
皐月賞へ向かいます。距離は問題ありません。良い前哨戦でした」
3着
ボーンディスウェイ(
牧光二調教師)
「逃げなくても競馬が出来たのは良かったです。中山の2000mは騎手も乗りやすそうで、最後まで脚を使っていました。この後はオーナーと相談ですが、
皐月賞へ行くことになると思います」
5着
インダストリア(
戸崎圭太騎手)
「1コーナーで馬群に入れようとしたのですが、若さを出していました。最後も外に張るようなところがありました」
6着
リューベック(
池添謙一騎手)
「イレ込みも我慢してレースが出来ました。自分のペースで先手を取ることが出来ました。このメンバー相手だと逃げるだけではなくて、さらに決め手が必要になってきます。体は良くなってきそうですし、改めてです」
7着
ロジハービン(
国枝栄調教師)
「スローペースで外枠でしたからね。内枠ならポケットに入れたかもしれませんが、あのような位置になり、前回と同じような競馬になってしまいました。それでもバタバタにはならず走っていますし、スタミナがあるところは見せてくれました」
8着
アケルナルスター(
菅原明良騎手)
「位置を下げるつもりはなく、出たなりで行きました。綺麗なキャンターをする馬で、3コーナーから4コーナーにかけて馬場の良くないところがあり、乗りづらかったです。その中でもよく頑張っていました」
9着
メイショウゲキリン(
横山武史騎手)
「逃げるプランは考えていましたが、隣の馬(
リューベック)のスタートが速く、譲らない感じだったので行けませんでした。逃げていたらどうなっていたか分かりませんが、メンバーも揃っていましたからね。よく頑張っています」
10着
マテンロウレオ(
昆貢調教師)
「今日のレースは参考にならないです。仕方ありません。着順は良くないですが、今日の感じから見たらチャンスはあると思います」
11着
ラーグルフ(
丸田恭介騎手)
「3コーナーからブレーキを踏まされるようなところがあって、そこで終わってしまいました」
ラジオNIKKEI