「
阪神スプリングJ・JG2」(12日、阪神)
人馬ともに記録のかかる一戦だ。
阪神スプリングJに出走する
オジュウチョウサンが9日、17年、19年、20年に続く4度目となる同レース制覇と15度目の障害重賞Vに向けて美浦Wで追い切りを行った。
前の馬を目標にして6F85秒3-38秒7-11秒8の時計を馬なりで記録。楽な手応えで素軽い動きを見せた。騎乗した石神は「手応え、息遣いともに良かったし、いい仕上がりで出せそうです」と感触を伝える。
今年で11歳となった
オジュウチョウサン。外国馬の
カラジが11歳、12歳時で
中山グランドJを制しているが、日本調教馬としては11歳でJRA重賞を勝てば史上初の快挙となる。鞍上は「今回は
ステップレースだけど、使う以上は負けたくないです」と力を込める。
その石神も記録に挑む。ここを勝てば障害重賞21勝目となり、白浜の持つ障害重賞最多記録に並ぶ。「記録も大事にしたいですし、頑張ります」と
メモリアル勝利に向けて気合は十分だ。これまで数々の偉業を達成してきたジャンプ界の
アイドルホースと名手のコンビが、またひとつ伝説の扉を開ける。
提供:デイリースポーツ