「
桜花賞・G1」(4月10日、阪神)
12日のフィリーズRと
アネモネSで
トライアル競走が終了し、今年の勢力図が見えてきた。
阪神JF上位勢に加え、今年は別路線組も有力馬が名を連ねる。
桜の王道・
チューリップ賞を制したのは
ナミュール。課題のゲートをクリアして、スムーズさを欠いた
阪神JFの借りを返した。鋭い末脚が最大の武器。1冠目に最も近い存在なのは間違いないだろう。キャリア2戦目で権利を獲得した2着
ピンハイは伸びしろの大きさが魅力。3着に敗れた2歳女王
サークルオブライフも本番での巻き返しは必至だ。
レベルの高かったのが
デイリー杯クイーンC組。無傷2連勝で制した
プレサージュリフトは発馬に課題を残すが、末脚が非凡。地力強化がうかがえる
スターズオンアースもセンスの良さが光る。
フィリーズRを勝った新星
サブライムアンセムは1F延長が鍵を握るだろう。本番に直結しない
アネモネS組だが、
クロスマジェスティの立ち回りのうまさは見逃せない。大味な競馬で
フェアリーSを制した
ライラックも上位争いが可能だ。
提供:デイリースポーツ