「ス
プリングS・G2」(20日、中山)
デビューから3戦全てで1番人気に支持されてきた
アライバル。名手ルメールが鞍上を務めてきたことからも陣営の期待の高さがうかがえるが、現状の賞金では春のG1出走は黄信号。今回は是が非でも結果を出したいところだ。
皐月賞と同舞台でもある前走の
京成杯は、末脚不発で0秒4差の4着。ただ、決して悲観する内容ではなかった。内に包まれて他馬と接触するシーンもあっただけに、栗田師は「前走は参考外かな。大跳びで脚を使うまでに時間がかかるし、スムーズな競馬ではなかった。中山コースでも、スムーズな走りができれば大丈夫だと思っている」と前向きな言葉を並べた。
1週前追い切りは、美浦Wでの3頭併せ。快活な動きを見届けた指揮官は「状態はいいよ。前走は馬も気負っていたし、少し重かったかな。今回は気持ちも抜け落ち着いていて、普段からカーッとしていないし、体も絞れた」と目下の仕上がり具合に胸を張った。
今後の進路を決める一戦でもある。「ここは大事なレース。短いところと長いところ、どちらに進むかは牧場と話さなければいけないけど、賞金を加算して大きいところに向かいたい」。21年の
菊花賞を
タイトルホルダーで制した指揮官。22年も管理馬が大舞台で躍動する姿を熱望している。
提供:デイリースポーツ