「
ドバイシーマクラシック・UAE・G1」(26日、メイダン)
計8レースに過去最多となる日本馬22頭が参戦する今年のドバイ決戦。最も注目度が高いのは、昨年のダービー馬
シャフリヤールを筆頭に5頭が出走するシーマクラシックだ。
昨年の
年度代表馬エフフォーリアに唯一土をつけた、第88代ダービー馬
シャフリヤール。日本の総大将として、堂々ドバイへと乗り込んだ。
前走の
ジャパンC3着後は
有馬記念には向かわず、ノーザン
ファームしがらき(滋賀県)でじっくり充電。帰厩後の素軽い動きからも、その効果がうかがえる。藤原師は「いい状態で来られている。何のスポーツにしたって、常に健康でないといけないから」と、順調な成長カーブに目を細めた。
状態面は万全とはいえ、初めての海外への輸送や馬場は未知のエリアだ。それでも「馬場が合わないと思ったら連れて行かない。輸送も一緒に行く
ヴァンドギャルドがベテランだから安心している」と意に介さない。
指揮官が「
ディープインパクトの産駒はもう手掛けられないから大事にしたい。それでいながら世界を目指したい」と以前から目を向けていたこの舞台。“最強世代”の頂点を極めたディープ産駒が、世界のトップまで駆け上がる。
提供:デイリースポーツ