4月17日(日)に中山競馬場の芝2000mで行われる、
皐月賞。前走が弥生賞2着で
皐月賞への優先出走権を得た、昨年の
JRA賞最優秀2歳牡馬ドウデュース(栗東・
友道康夫厩舎)。今朝30日はレースに向けた2週前追い切りを、CWで行っている。
馬の多くない時間帯に正面から馬場へ入場。
デゼルが先行して、これを追走する形だったが、いつもながら折り合いは抜群。2コーナーを回る時が3馬身ほど後ろくらいだったが、その差を保ったまま、向正面を流していく。
3コーナーから4コーナーで差を詰めていき、最後の直線に向くところでは1馬身ちょっとまで詰めてきた。そこから促されて、馬体を併せるところまで並んでいき、ラスト1F標識を過ぎると仕掛けられて加速していく。
ゴールでは同入くらいに見えたが、時計は6F82.8~5F67.2~4F51.7~3F36.4~2F22.4~11.1秒。相手もゴール前で11.1秒のラップを踏んでいるので、2頭とも素晴らしい伸びを見せたという形。ただ、ゴールを過ぎたところでは
ドウデュースの勢いが止まらない感じで、やっぱりこの馬のポテンシャルの高さを感じる。
この追い切りを経て、来週以降は反応が良くなってくることが予想できる。
トライアルをひと叩きして、いざGIという動きを見せてくれると期待したい。
(取材・文:井内利彰)