東京11Rの第57回
フローラステークス(3歳GII・牝馬・芝2000m)は5番人気
エリカヴィータ(
田辺裕信騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分0秒4(良)。3/4馬身差の2着に4番人気
パーソナルハイ、さらにハナ差の3着に9番人気
シンシアウィッシュが入った。
エリカヴィータは美浦・
国枝栄厩舎の3歳牝馬で、
父キングカメハメハ、
母マルシアーノ(母の
父フジキセキ)。通算成績は3戦2勝。
レース後のコメント
1着
エリカヴィータ(
田辺裕信騎手)
「マイルをずっと使っていたので、普通にゲートを出られればポジションを取れるかなと思っていました。開幕週ですし、何もなければ好位を取りたいなと思っていました。調教師と打ち合わせをして、イメージ通りのポジションをキープできました。
前走は不利もありましたが、まだ弱いところもありました。精神的に気が立っていて、スタートの出遅れがあっての敗戦でした。その後はゲート練習をするなど、今日に向けて準備をしました。
きれいな走りをするので雨は気になりましたが、芝のコンディションが良いのはプラスだと思っていました。
トライアルなので、勝てても権利を取れても良いので、積極的に行きました。マイルよりも距離があった方が良いパフォーマンスを出せます。1コーナーの入りや直線で狭いところがありましたが、ガッツのある走りで抜け出してくれました。更に強くなると思います」
(
国枝栄調教師)
「内枠を引きましたし、前が止まらない馬場なので、ある程度のところにつけて、外に出してくれればと思っていました。
スタートは良かったのですが、直線で外に出せなくて内に押し込められてしまった中勝てたのは、競馬で一番重要なものを持っていると思います。本番に向けて楽しみです。(2400mも)大丈夫だと思います。レースの後も雰囲気が良いです」
2着
パーソナルハイ(
吉田豊騎手)
「枠順も良かったので、上手くゲートを出てハナに行けるようなら行ってみようと調教師と話していました。向正面で
シンシアウィッシュが来ましたが、ペースを遅くする気はなく、後ろで牽制してくれればと思っていました。
直線も後続を待たずにスパートして、自分の競馬はできたと思います。もうひと踏ん張りでした。中1週でよく走っています。馬に頭が下がる思いです」
(
矢作芳人調教師)
「良い競馬をしてくれました。勝ったと思いましたが、(勝った馬が)強かったですね。メンバーと枠順で(ハナに)行こうと決めていました。元々出したかったのは
オークスですし、本番までは中3週とれるのでここにしました。ここで権利を取れたのは良かったです」
3着
シンシアウィッシュ(M.デムーロ騎手)
「返し馬では落ち着いていたのですが、外枠でスタートから一気にハミを噛んでびっくりしました。すぐに折り合いはついたものの、逃げ馬を捕まえるのに脚を使ってしまい、その分届きませんでした。残念です」
4着
マイシンフォニー(
武豊騎手)
「ポジションを取りにいったら、少し引っ掛かってしまいました。途中から我慢できました。勝ち馬の内から抜けそうなところはあったのですが、掛かったことが響いたかもしれません。力はあります」
5着
ルージュエヴァイユ(
戸崎圭太騎手)
「
テンションは変わらずに来ていました。ポジションは取れましたが、馬場の影響があるのか、前が残る競馬になりましたね。それでも1頭だけ追い込んできましたし、届きませんでしたが力のあるところを見せてくれました」
6着
ラスール(C.
ルメール騎手)
「道中我慢してくれた分、直線は少し伸びてきましたが、坂を上がってから疲れてしまいました。この距離は長いかもしれません」
7着
ホウオウバニラ(
横山和生騎手)
「調教師とも話をして、前回のレースで感じたイメージを踏まえ、今日は出たなりでリズムを大事にして乗りました。7着でしたが、最後の直線の動きは前回よりも良かったですし、この先に繋がる内容だったと思います」
8着
キタサンシュガー(
大野拓弥騎手)
「気持ちが入りすぎてしまって、息が入るところがなかったです。気持ちのコントロールが利けば走れると思います」
14着
トゥーサン(
津村明秀騎手)
「馬はよく頑張りました。路線を変えてダートのレースを使ってもいいかもしれません」
15着
ルージュスティリア(
福永祐一騎手)
「理想的なポジションで競馬はできましたが、脚が溜まり切らなかったです。距離を含め、伸び切れなかった感じです。もう一度やり直しです」
ラジオNIKKEI