ダンシングブレーヴが競走馬部門、ランフランコ・デットーリ騎手が騎手部門で、
ブリティッシュチャンピオンズシリーズの殿堂入りを果たした。
ダンシングブレーヴは
父Lyphard、
母Navajo Princess、母の
父Droneという血統。現役時代はイギリスのG.ハーウッド厩舎に所属。通算成績は10戦8勝。1986年にはG1・4勝をあげる活躍を見せ、欧州
年度代表馬に選出された。中でも、外一気の強烈な追い込みで差し切った同年の
凱旋門賞(仏G1)は、今でも人々の間で語り草となっている。
引退後は当初イギリスで種牡馬となったが、マリー病(肥大性肺骨種)を発症したこともあって日本へ輸出。欧州に残した産駒から
コマンダーインチーフ、
ホワイトマズルといった名馬が生まれ、日本においても
テイエムオーシャン、
キングヘイロー、
キョウエイマーチ、
エリモシックと4頭のGI馬を輩出した。1999年8月2日、16歳で死没。
L.デットーリ騎手は、1970年12月15日生まれの51歳。イ
タリア出身。G1通算270勝、イギリス通算3300勝以上を記録。
英チャンピオンズシリーズ殿堂のホームページは彼が手綱を取った名馬として、G1初制覇の相棒・
マークオブディスティンクションに始まり、ロックソング、
ラムタラ、ホーリング、スウェイン、
シングスピール、デイラミ、ドバイミレニアム、
ファンタスティックライト、サキー、
ウィジャボード、
オーソライズド、
スノーフェアリー、
ゴールデンホーン、
クラックスマン、
エネイブル、
トゥーダーンホット、
パレスピア、そして現役の最強ステイヤー・
ストラディバリウスの名をあげている。