5月1日に阪神競馬場で行われる
天皇賞・春(4歳上・GI・芝3200m)。低人気だが、
マイネルファンロン(牡7、美浦・
手塚貴久厩舎)に期待したい。
マイネルファンロンは
父ステイゴールド、
母マイネテレジア、母の
父ロージズインメイ。半妹に2021年の
オークス馬
ユーバーレーベン(父
ゴールドシップ)がいる血統。
2017年9月に中山競馬場でデビュー。2戦目で勝ち上がり、3歳時にはクラシック・
皐月賞にも出走。2019年4月の
湾岸S勝利でオープン入りを決めた。
オープン入り後初の重賞挑戦となった同年の
函館記念では2着に好走。その後、しばらく凡走が続いたが、2021年9月の
新潟記念で12番人気の低評価を覆して重賞初制覇。重賞挑戦11度目での悲願達成となった。
今年の始動戦には
AJCCを選択。11番人気だったが、勝ち馬と0.2秒差の2着に好走している。通算成績は34戦5勝。
ステイゴールド産駒は、2013・2014年の
フェノーメノ、2015年の
ゴールドシップ、2018年の
レインボーラインと
天皇賞・春で4勝をあげており、絶好の舞台。また、今回鞍上を務める
松岡正海騎手は同競走を2009年に12番人気の
マイネルキッツで勝利している。
ステイゴールド産駒×
松岡正海騎手と言えば、香港G1・2勝の
ウインブライトが記憶に新しい。さらに、同騎手に約3年ぶりの
JRA重賞制覇をもたらした今年の
中山牝馬S覇者
クリノプレミアムも、その父は
ステイゴールドの代表産駒
オルフェーヴルだった。
黄金一族にとって好相性の舞台と騎手が整った今回のレース。
マイネルファンロンの激走に期待したい。