5月4日(水)に
園田競馬場(晴・良)で行われた3歳馬によるダート
グレード競走・第23回
兵庫チャンピオンシップ(JpnII・1870m)は、道中3番手から4番手にいた3番人気の
JRA・
ブリッツファング(
池添謙一騎手)が、直線入口で先頭に立つと後続を大きく引き離し、8馬身差で圧勝。重賞初制覇を飾った。
勝ちタイムは2分1秒4。2番人気の
JRA・
ノットゥルノがゴール前で2着に上がり、先行していた4番人気の
JRA・
コンシリエーレが4分の3馬身差で3着。1番人気の
JRA・
ドライスタウトはスタートでやや遅れ、徐々に追い上げるも4着。地元・兵庫の
ローグネイションが5着に入った。
勝った
ブリッツファングは父
ホッコータルマエ、
母リリーオブザナイル(母の
父バゴ)の牡3歳鹿毛馬。
JRA栗東・
大久保龍志調教師の管理馬。通算成績4戦3勝、重賞は初勝利。
レース後のコメント
1着
ブリッツファング(
池添謙一騎手)
「期待通り勝つことができて良かったです。(返し馬は)気合乗りもほど良く強いので落ち着きもありました。いい形でゲートインできました。スタートを決めて、いい位置が取れました。追走も楽でした。小回りで、コーナーコーナーでペースが落ちる部分はありましたが、良い形で追走できればいいかなと思っていました。
2番手の馬(
コンシリエーレ)も強い馬なので、それを見ながらと思って運びましたが、十分手応えもありましたので、徐々に動いてスパートしました。いい形で追って反応してくれましたし、大丈夫だろうと思って追っていました。今日は本当に強いメンバーでしたが、その中でこれだけ強い勝ち方が出来たので、今後が楽しみになったと思います。
デビュー前から期待していた馬で、期待通りどんどん強くなっています。楽しみです。大きなところを狙っていきたいです」
2着
ノットゥルノ(
武豊騎手)
「イレ込みは相変わらずというか、治ってこないのですが、(スタートが)五分に出られたことが大きかったですね。大跳びで小回りは向きませんが、何とか賞金加算も出来たので、(この馬にとっては)今後に向けて大きな一戦でした」
3着
コンシリエーレ(
D.レーン騎手)
「いいスタートを切って、好位の競馬が出来ました。この馬は跳びも大きく、リズム良く運べました。一生懸命馬も走ってくれましたが、最後は疲れてしまいました。この馬のベストからするとこの距離は長いかもしれません」
4着
ドライスタウト(
戸崎圭太騎手)
「スタートで出遅れてしまいました。今回、右回りが初めてで、外にもたれる感じもありました。ただ、流れには乗れましたので、徐々に修正しながら進めていくことができましたが、勝負どころでは手応えが怪しくなりました。今日は、これまでより、返し馬からも、雰囲気はもう一つかなという感じがありました」
(取材:檜川彰人)
ラジオNIKKEI