5月8日に東京競馬場で行われる
NHKマイルカップ(3歳牡牝・GI・芝1600m)。前哨戦の
アーリントンCの覇者
ダノンスコーピオン(牡3、栗東・安田隆行厩舎)は、大外8枠18番に入った。
2012年5月以降の過去10年間、東京芝1600mでフルゲートのレースは全187戦行われ、期間内成績は[15-8-11-153]。勝率8.0%、複勝率18.2%、単勝回収率109%、複勝回収率115%はいずれも平均を上回っている。コース実績からは、18番枠は懸念材料どころかむしろプラスだと言えるだろう。
一方『
NHKマイルカップ』というレース軸で見ると18番枠の成績は、第1回からの通算で25戦未勝利に終わっている(※)。しかし、3番人気以内馬が18番枠に入ったのは、2006年1番人気の
フサイチリシャール(6着)のみ。
通算成績は[0-1-2-23]。2007年
ムラマサノヨートーが18番人気3着、2016年
レインボーラインが12番人気3着、2019年
ケイデンスコールが14番人気2着に入り、複勝回収率は233%のプラスを記録している。
過去のデータからは“
NHKマイルカップの18番枠はマイナス材料にならず”と見るが、果たして
ダノンスコーピオンは同馬番から初めて、優勝馬の栄冠をつかむことができるか。
※過去26回の
NHKマイルカップで18頭立てにならなかったのは、1998年の1度のみ。