今週も、引き続き「東京・中京・新潟」の3場開催。今週は、古馬牝馬のマイル女王決定戦・GIヴィクトリアマイル(東京・芝1600m)が行われます。

　毎週重賞での激走馬をコンピュータ予想するこのコーナー。膨大なデータを駆使したnetkeibaオリジナルAIが、ヴィクトリアMの狙い馬を探します。

　月曜日現在の登録馬は22頭。今年もフルゲート18頭立ての熱戦が期待できそうです。

　まずは人気上位になりそうな馬をチェックしていきましょう。

　なんといっても注目は、白毛のスターホース・ソダシ(牝4・栗東・須貝厩舎)の出走。デビューから5連勝で桜花賞を制したときは敵なしの勢いでしたが、その後オークスや秋華賞で大敗。近2走はダートへと方向転換しましたが、再びの芝GI戦で真価を問われる一戦となりそうです。

　そして、約1年ぶりの出走となる牝馬3冠馬デアリングタクト(牝5・栗東・杉山晴厩舎)は、長期休養明けの復帰戦。随分と休養も長引いてしまいましたが、この馬にとってはデキがカギになってくるでしょう。

　さらにはデビューから6連勝で昨年のGI大阪杯を勝っているレイパパレ(牝5・栗東・高野厩舎)。それ以降は勝ちきることはできていませんが、今年の大阪杯でも2着と好走しているだけに、久々のマイル戦で新味を出すのかもしれません。

　他にも、昨年のNHKマイルC2着のソングライン(牝4・美浦・林厩舎)。昨年秋華賞2着のファインルージュ(牝4・美浦・木村厩舎)。昨年はG1スプリント戦で3回2着になっているレシステンシア(牝5・栗東・松下厩舎)。昨年のエリザベス女王杯勝ち馬アカイイト(牝5・栗東・中竹厩舎)などなど。超豪華ともいえるメンバーが、春のマイル女王の座を目指します。

【GIでも通用の可能性】

　予想はすべてAI任せ。枠順や当日の馬場状態予測を反映していない現時点のものとなりますが、人間の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような◎穴馬を選出することもあります。

　今回、月曜日時点でAIが選出した本命筆頭候補は、クリノプレミアム(牝5・美浦・伊藤伸厩舎)でした！

　人気は現時点で下位が予想されています。とはいえ、近走は重賞で連続連対している能力馬。馬券的な妙味はかなりありそうです。

　同馬は父オルフェーヴル、母はダンシングクイーン(母父ジャイアンツコーズウェイ)という血統。成績はこれまで21戦5勝[5-5-1-10]。デビュー以来、かなりコンスタントに使われてきている馬です。

　5歳になってからは充実一途で、今年初めのGIII京都金杯(中京・芝1600m)は14番人気5着と健闘。次走のGIII京都牝馬S(阪神・芝1400m)こそ16着と振るいませんでしたが、松岡正海騎手への乗り替わりも効いたのか3月のGIII中山牝馬S(芝1800m)では15番人気という低評価を覆し1着となりました。

　そして、前走のGIII福島牝馬S(福島・芝1800m)でも6番人気で2着と好走。まだまだ伏兵の1頭というポジションに見られているようですが、今回も鞍上にはベストコンビといえる松岡騎手を予定しており、AIはここら辺に妙味を感じ取っているのかもしれません。

　あとは出走メンバー・鞍上・枠順など確定後のコンピュータ予想がどうなるのか。週末の最終AI予想も楽しみにお待ちください！

(netkeiba編集部)