今週も引き続き「東京・中京・新潟」の3場開催。ついに今週は3歳最強馬決定戦・
日本ダービー(東京・芝2400m)が行われます。
先週の
オークスでは
スターズオンアースが
桜花賞に続く2冠達成となりましたが、こちらは果たしてどうなるか…。
毎週、重賞での激走馬をコンピュータ予想するこのコーナー。膨大なデータを駆使したnetkeibaオリジナルAIが、
日本ダービーでの狙い馬を探します。
月曜日現在の登録馬は22頭。
皐月賞上位組の多くが名を連ねていますが、それに加え
青葉賞1、2着馬、
毎日杯や
京都新聞杯の勝ち馬など、豪華な面々が顔を揃えました。
そんな楽しみの尽きない一戦を、人気上位になりそうな馬たちからチェックしていきましょう。
まずは
皐月賞2着馬の
イクイノックス(牡3・美浦・木村厩舎)。前走
皐月賞では、
東スポ杯2歳Sから5か月ぶりという変則ローテながら、2着になるという能力の高さを見せつけました。鞍上はデビュー以来すべてに騎乗する
C.ルメール騎手。これまでに見せているポテンシャルからも、人気は確実でしょう。
対するは、キャリア3戦目の
皐月賞で4着と健闘した
ダノンベルーガ(牡3・美浦・堀厩舎)。こちらも底力は相当のもので、
共同通信杯1着馬の好相性レースであることからも人気に拍車をかけそうです。
皐月賞3着の
ドウデュース(牡3・栗東・友道厩舎)は、3連勝でGI
朝日杯FSを制した馬。
皐月賞で優勝した
ジオグリフ(牡3・美浦・木村厩舎)も、クラシック2冠目を狙います。
他にもGI
ホープフルSの勝ち馬
キラーアビリティ(牡3・栗東・斉藤崇厩舎)、
青葉賞勝ち馬
プラダリア(牡3・栗東・
池添学厩舎)や
毎日杯勝ち馬
ピースオブエイト(牡3・栗東・
奥村豊厩舎)など、多士済々なメンバーが集結します。
【展開次第で大波乱!?】
予想はすべてAI任せ。枠順や当日の馬場状態予測を反映していない現時点のものとなりますが、人間の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような穴馬を選出することもあります。
今回、月曜日時点でAIが選出してきた本命候補は、
ビーアストニッシド(牡3・栗東・飯田雄厩舎)でした。
今回は下位人気になると思われる1頭ですが、2走前はGIIス
プリングSを制覇。前で競馬をする馬ですから、馬券的な妙味としては見逃せないタイプといえるでしょう。
同馬は父
アメリカンペイトリオット、母は
マオリオ(母
父ネオユニヴァース)という血統。これまでの成績は7戦2勝[2-1-2-2]ですが、前走の
皐月賞までは全て掲示板を確保しており堅実な走りが魅力の馬です。
デビューは昨年秋の中京で、芝1600mの新馬戦を10番人気ながら3着と健闘。続く阪神未勝利の芝1600m戦では、変わり身を見せて初優勝を飾っています。
続くGIII・京都2歳S(芝2000m)でも、9番人気と低評価ながらも2着と好走。明け3歳となってからも、GIII
シンザン記念(中京・芝1600m)、GIII
共同通信杯(東京・芝1800m)と人気以上の走りで上位争いを繰り広げています。
そして、前々走のGIIス
プリングS(中山・芝1800m)では、逃げ切って待望の2勝目。前走の
皐月賞では11着と大敗を喫していますが、逃げられなかったこともあり不完全燃焼だったことも否定はできません。
回収率ベースで見れば、逃げ、先行有利な
日本ダービーですから、展開に恵まれれば一発の可能性も十分。そんな展開的な妙味を、AIは感じ取っているのかもしれませんね。
あとは出走メンバー・鞍上・枠順などの確定後に、AIがどう判断するのか…。週末の最終AI予想も、ぜひ楽しみにお待ちください!
(netkeiba編集部)