現地時間6日、英・ニューマーケット競馬場で行われた英1000ギニー(3歳牝、英G1・芝8f、21頭立て)は、K.マニング騎手騎乗の1番人気フィンシャルベオ
Finsceal Beo(牝3、愛・J.ボルジャー厩舎)が、中団追走から残り300mあたりで大外に持ち出し抜け出すと、3番人気アーチ
スウィング Arch Swingに2.1/2馬身差をつけ完勝した。勝ちタイムは1分34秒94(良)。さらに1.1/4馬身差の3着に2番人気シンプリー
パーフェクト Simply Perfectが入った。
勝ったフィンシャルベオは父Mr.Greeley、
母Musical Treat(
その父ロイヤルアカデミーII)という血統の愛国産馬。昨年4月のメイドン(愛・レパーズタウン、芝6f)でデビュー勝ちした後、続く2戦は2、6着に敗れたが、重賞初挑戦のマルセルブサック賞(仏G1・芝1600m)で2着に5馬身差をつける圧勝。続くロックフェルS(英G2・芝7f)も制し、昨年の欧州2歳牝馬チャンピオンに選ばれていた。今回はロックフェルS以来約7か月ぶりの出走だった。通算成績6戦4勝(重賞3勝)。
なお、勝ちタイムの1分34秒94は00年に
ラハン Lahanが出した1分36秒38を大幅に上回るレースレコード。同コースで行われている英2000ギニーのレコード(94年にミスターベイリーズ
Mister Baileysが出した1分35秒08)も上回り、コースレコードの1分34秒54にも0.4秒差という優秀なタイムだった。