「
安田記念・G1」(6月5日、東京)
21年は
ダノンキングリー、
グランアレグリアと接戦を演じ、3歳馬ながら3着に好走した
シュネルマイスター。秋の
マイルCSでも2着と、あと一歩で王座を逃したものの、当時のラ
イバルはそろってターフを去った。メンバーがガラリと変わった22年は、マイル界を制圧する大きなチャンスだろう。
ただ、手塚師は少々不安を感じている様子。「少し太いかな。現時点で500キロくらいあるんだよ。だからって無理に絞ってもね。その辺りが今回のテーマ。馬が大きくなっているから難しいよ」。8着に敗れた前走の
ドバイターフは馬体重発表がなかったが、2走前の
マイルCS=480キロと比べると20キロも増えている。もちろん成長分もあるだろうが、最強マイラーの称号を手にするためには、“ダイエット”が必須となりそうだ。
海外からの帰国初戦で約2カ月半ぶり。それでも、きっちりと調整を積んで状態自体は悪くなさそうだ。1週前に感触を確かめたルメールも「最初は体をあまり使わなかったけど、ハミを取ってから良かった」と上々の手応えをつかんだ。
前走まさかの完敗には「ナイター競馬で
テンションも上がり気味だった。それに、距離も1600メートルがベストだろうね」と主戦。ならば、マイル戦が〈3110〉、東京コースが〈2010〉と条件ベストの今回は言い訳はできない。指揮官も「この条件なら変な競馬にはならないはず。昨年の挑戦は勢いもあったけど、
マイルCSくらい走ればチャンスはあるよ」と期待する。シェイプアップした姿で決戦の舞台に立てれば、おのずと結果はついてくる。
提供:デイリースポーツ