6月1日(水)
浦和競馬場(曇・良)で行われた第26回
さきたま杯(JpnII・ダート1400m)は、好スタートから逃げた5番人気の
サルサディオーネ(
矢野貴之騎手)が、2番人気の
シャマル(
川須栄彦騎手)、3番人気の
ティーズダンク(
和田譲治騎手)と直線激しく競り合い、ゴール前で差し返す粘りを見せ、
さきたま杯初制覇を果たした。
勝ちタイムは1分25秒3。アタマ差の2着が
ティーズダンクで、地方所属馬の1・2着となった。2着からアタマ差の3着が
シャマル、4着が4番人気の
エアスピネル、1番人気の
ヘリオスは5着に敗れた。
勝った
サルサディオーネは
父ゴールドアリュール、
母サルサクイーン(母の
父リンドシェーバー)の8歳牝馬。大井・
堀千亜樹調教師の管理馬。通算49戦12勝、重賞は去年の
日本テレビ盃(JpnII)以来7勝目。
レース後のコメント
1着
サルサディオーネ(
矢野貴之騎手)
「思い切って行くしかないと思っていました。馬は良く踏ん張ってくれて、頭が下がります。1600mでも忙しいイメージで、今回は1400mで、浦和コースで、張り切って行かないとという気持ちでした。溜めて逃げていいタイプではないので、気分良く行かせました。
一回前に出られましたが、差し返してくれた根性に、頭が下がります。この馬には毎年大きいところを勝たせてもらっていて、年齢を重ねてから調整も難しいと思いますが、陣営が良く仕上げてくれて、毎回安心して乗ることができ、ありがたいです」
1着
サルサディオーネ(
堀千亜樹調教師)
「初めての1400mはどんなものかと思いましたし、初コースを気にするところがある馬ですが、
リラックスしていて、最高のパフォーマンスを見せてくれました。差し返したところは馬に感謝です。今後は、もう一度JBCに
トライしてみたいので、それを考えながら進めたいと思います」
2着
ティーズダンク(
和田譲治騎手)
「残念でした。ただ、反応が良く、良く伸びてくれました。この条件(浦和の1400m)は本当にいいですね」
3着
シャマル(
川須栄彦騎手)
「初めての1400mでしたが、リズム良く、逃げた馬の後ろにつけて、後続を見て追い出しました。いったんは先頭に立ったのですが、勝った馬はしぶとかったです。ただ、この条件の重賞でもしっかり走ることができました」
(取材:大関隼・三浦拓実)
ラジオNIKKEI