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安田記念・G1」(5日、東京)
4連勝中の
イルーシヴパンサーは1日、美浦Wで豪快な動きを披露した。大きく先行する僚馬2頭を追走。ラストまでシャープに反応して6F81秒5-36秒9-11秒4をマークした。手綱を取った久保田師は「先週は直線で早めに1頭になってしまったので、今週は最後まで目標を置く形にした。今回は競馬でも前を簡単にかわせないだろうから。そこを意識してやりました」と実戦を想定した内容を説明。「精神的にも馬体も、どっしり感が出てきたかな」と成長に手応えを感じていた。
東京の芝マイル戦に照準を定め、1勝クラスから4連勝。前走の
東京新聞杯で重賞初制覇を達成した。「前走は想像以上の勝ち方でした」と指揮官も進化のスピードに舌を巻く。初めてのG1の舞台へ向けて、「強い馬はいるし、58キロで3歳馬との斤量差もある。未知な部分も多いですけど、今の勢いでどこまでやれるか楽しみです」と期待を込める。勢いに乗ったまま、G1奪取を狙う。
提供:デイリースポーツ