上半期のGI戦線のラストを飾る
グランプリレース。古馬中距離路線を引っ張る実力馬たちによる激戦が期待されるが、内回りの2200mという特殊な条件であるためGIの中では格よりも適性が物を言いやすいレースと言える。
1.前走好走馬が中心
過去20回で、前走1着だった馬は複勝率33.9%、2着だった馬は38.5%、3着だった馬は22.6%なのに対し、前走4着馬は複勝率7.4%、5着馬は9.5%、6〜9着は13.4%、10着以下は10.4%。前走好走組が中心となる。
2.若い馬が台頭する
過去20回で、4歳馬は複勝率27.4%、5歳馬は24.2%なのに対し、6歳馬は15.8%、7歳以上は7.8%。複勝回収率を見ても、4歳馬は95%、5歳馬は82%なのに対し、6歳馬は62%、7歳以上は40%。
3.上がりが掛かりスタミナ比べに
過去20回で、勝ち馬の平均上がり3ハロンタイムは35秒5。タフなコース設定に加え、梅雨時でタフな馬場状態になるケースも多く、上がりが掛かる勝負になりやすい。今年に関しても、ペースが流れてスタミナが要求されるレースになることが予想される。
アリーヴォは末脚が堅実で、前走の
大阪杯でも追い込んで3着と好走。タフな小倉で好走歴があることから、前走以上にタフな流れでより持ち味が活きる可能性は高そう。
武豊騎手の連続騎乗も魅力で前走以上の結果を期待したい。