6月26日(日)に阪神競馬場で行われる第63回宝塚記念(GI)に登録しているエフフォーリア(牡4、美浦・鹿戸雄一厩舎)について、追い切り後の横山武史騎手のコメントは以下の通り。

(前走の大阪杯9着を振り返って)
「追い切りの時からあまり感触がよろしくありませんでした。それでも能力のある馬ですからどうかなと思っていましたが、やはり輸送もありましたし、競馬は甘くないので、残念な結果に終わってしまいました」

(一週前追い切りの感触は？)
「一週前追い切りに乗せていただいた時に、正直あまり感触が良くなくて、何か工夫が必要だということで、牧場側と鹿戸調教師と3人で話しました。馬具に工夫をしたので、今回は良いのではないかと思います。

一応本番でも着ける予定だと思うのですが、ブリンカーを着けて反応を見ました」

(最終追い切りを振り返って)
「今日が初めてブリンカーを着けて、その感触を見ました。一週前追い切りとは明らかに馬の唸り方が変わっていましたし、久々に4コーナーをしっかりと抱えながら回って来られました。やっとエフフォーリアらしさが見られたかなと思います。

まだ完全に不安が消えたわけではないですし、競馬に絶対はないので、絶対大丈夫とは言い切れないですが、間違いなく一週前追い切りより馬の雰囲気が良くなっているので、そこはすごく良かったと思います。

ブリンカーの感触を鹿戸調教師にすごく良いと伝えて、おそらくこのまま本番でも臨むと思います。調教師も動き自体にすごく満足していた」

(今回のレースに向けて)
「(阪神は)2回目ですし、そこは全然心配していません。1ハロン延びることも全然問題ない馬だと思っています。

競馬場というよりは輸送が前走より慣れが見込めるのではないかなと個人的に思っているので、その部分が生きてくるのではないでしょうか。

かなり強い馬がたくさん揃ったなと思います。みんながそれぞれ武器を持った強い馬たちがいっぱいいると思うので、あとはその馬たち相手にどれだけエフフォーリアがパフォーマンスを見せてくれるかですね。

(作戦は)特にこれというのはないですが、とにかくエフフォーリアの力を発揮できる立ち回りを意識します。

エフフォーリアはあんなものではないというのは僕が一番感じていますし、エフフォーリアが一番強いのは僕が一番知っているので、何とかまたエフフォーリアとGIを獲りたいと思っています。よろしくお願いします」

(取材：米田元気)

ラジオNIKKEI