3月上旬から栗東に滞在してきた藤田菜七子騎手(24)=美浦・根本=が、来週から拠点を美浦に戻す。新たな環境に身を置き、変化を求めてチャレンジしきてきた3カ月間。菜七子は、「美浦に戻ってから乗り方や技術的な部分が少しでも変わったなと思ってもらえるように。栗東で修行させてもらった部分を継続したい」と充実の表情で振り返った。
栗東でも精力的に調教に騎乗し、多くの調教師や厩舎関係者と新たな信頼関係を築いた。関西馬の騎乗数も増加。22年の4勝のうち3勝は5月以降に関西馬で挙げたものだ。「本当にお世話になりましたし、今後も結果で返すことが一番大事だと思う」と力を込める。
活躍著しい後輩女性騎手3人とのふれあいにも刺激を受けた。「普段は競馬場でしか会わないので、たくさんたくさんしゃべれて良かった」と笑顔を見せつつ、「負けないように頑張りたいと思います」と決意を新たに。22年がデビュー7年目。“栗東修行”を終え、ひと回り成長した菜七子の今後に注目だ。(デイリースポーツ・島田敬将)
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