26日に阪神競馬場で行われた
宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)では、1枠1番から発走予定だった
C.ルメール騎手鞍上の
オーソリティ(牡5、美浦・
木村哲也厩舎)が、馬場入場後に右前肢跛行を発症したため競走除外となった。
オーソリティは父
オルフェーヴル、
母ロザリンド、母の
父シンボリクリスエス。祖母は日米で
オークスを制した名牝
シーザリオ、おじに
エピファネイア、
リオンディーズ、
サートゥルナーリアがいる血統。
同馬は2020年の
青葉賞(GII)で重賞初制覇。その後、骨折のため半年間の休養に入り、復帰戦となった同年の
アルゼンチン共和国杯(GII)を勝利。翌2021年5月に再び骨折が判明し、さらに半年間の休養を経て
アルゼンチン共和国杯連覇。続く
ジャパンカップでは、同世代の無敗牡馬クラシック三冠馬
コントレイルに続く2着入線を果たした。今年2月にはサウジアラビアへの遠征を敢行し、積極策を取りネオムターフC(G3)で海外重賞初制覇。3月には
ドバイシーマクラシック(G1)で3着に好走していた。通算成績は13戦6勝。
宝塚記念は過去62年の歴史の中で、フルゲート(18頭)での施行はわずか2回のみ(2007年、2020年)。枠順確定時は18頭が揃っていた2010年も、レース発走前に
コパノジングーが出走取消となり17頭でのレースとなっていた。
(
JRAのホームページによる)