3日に小倉競馬場で行われた2歳新馬戦(6R、芝1200m)は、
松山弘平騎手とコンビを組んだ
ロンドンプラン(牡2、栗東・
宮本博厩舎)が直線の攻防を制し、最終的に2馬身差をつけてデビュー勝ちをおさめた。この勝利により、同馬の父
グレーターロンドンは
JRAにおける産駒の初出走Vを達成した。
グレーターロンドンは
父ディープインパクト、
母ロンドンブリッジ、母の
父ドクターデヴィアス。母は1997年の
ファンタジーS(GIII)覇者で、半姉に2004年の
オークス(GI)覇者
ダイワエルシエーロ、甥に2017年の
菊花賞(GI)覇者
キセキがいる血統。
2015年2月のデビュー戦を快勝し期待を集めたが、2015年10月に2勝目を挙げた直後に蹄葉炎を発症し1年間の長期休養を強いられた。しかし、2016年11月の復帰戦を道中15番手からの豪快な追い込みで完勝すると、そこから2017年3月にかけて破竹の4連勝でオープン戦勝利をおさめ、同年の
安田記念(GI)、
天皇賞・秋(GI)にも出走した。2018年の
中京記念(GIII)では、道中11番手から直線で豪快な末脚を繰り出し、1分32秒3のレコードタイムで重賞初勝利をあげた。6歳まで現役を続け、通算成績は15戦7勝(重賞1勝)。
なお、
グレーターロンドン産駒の初勝利は6月29日、園田2R・2歳初出走を7馬身差で制した
アズグレーターが初。
ロンドンプランの勝利で通算2勝目となる。