「
函館2歳S・G3」(16日、函館)
2歳世代最初のJRA重賞。主役はデビュー戦でVを決めた
クリダームだ。勝ち時計の1分9秒5も上々で、高い素質を感じさせた。1週前追い切りは、函館Wの併せ馬で5F70秒8-12秒4を計時し、0秒6先着して好調をアピール。騎乗した荻野琢(レースは
武豊)は「先週までは大丈夫かな?という感じだったけど、きょうはさすがの動き」と満足げ。2連勝で函館2歳王者の座へ──。
2番手は、北の一番星に輝いた
ニーナブランド。最内枠からハナを切ると、直線で二枚腰を発揮して押し切った。1週前追い切りは、函館Wで5F66秒4-12秒2をマークし、中間は順調そのもの。芝1000メートルで勝ち上がったが、追ってしっかりしており、距離延長も問題なし。同世代一番乗りでの重賞Vへ虎視たんたんだ。
新馬戦を逃げ切った
スプレモフレイバー。好発を決めて後続を突き放し、2馬身差の完勝を決めた。2着馬は次戦の未勝利戦をVとレースレベルも低くない。センスが高く、控える競馬もできそう。チャンスは十分だ。
初戦は
クリダームの2着に敗れた
ミシェラドラータだが、2戦目の未勝利戦で順当V。実戦を使ってレースぶりが良化した。重賞でも引けはとらない。
未勝利戦Vの
ミスヨコハマは中1週での参戦。
斎藤誠師は「(前走は)いいスピードを見せたし、消耗も少なかった」と説明した。20年
リンゴアメ、昨年
ナムラリコリスと牝馬が2連勝中。続けるか、要注目の存在だ。
提供:デイリースポーツ