前走
ヴィクトリアマイルは10着に敗れている
ミスニューヨーク(栗東・
杉山晴紀厩舎)。前走後は放牧へ出されており、6月30日に宇治田原優駿Sから栗東へ帰厩。今朝13日は次走予定の
中京記念(7月24日・小倉芝1800m)に向けた1週前追い切りを行っている。
CWの1回目ハローが終了した直後、
M.デムーロ騎手を背に
ヴァレプロフォンダ、サハラとともに入場。一番後ろから追いかける形だったが、先頭との差は6F標識の地点で5馬身から7馬身くらいはあった。
その差を一気に詰めるというよりも、徐々に詰めていく形でハロン棒を通過していき、3コーナーから4コーナーでは2頭の外を回る。決してコーナーでのラップは遅くなく、3コーナーが13.9秒、4コーナーが13.1秒だから、外へ振られる力も大きく働いたはず。
それでも最後の直線に向いてからは外から2頭を楽々と交わしていく。手応えに余裕を残したまま最先着しており、時計は6F77.8〜5F63.8〜4F50.3〜3F36.4〜2F23.3〜1F11.7秒。ローテーションの違いはあれど、昨年同レース4着だった1週前追い切りよりも、今年の方が数段上といった感じがする。
(取材・文:井内利彰)