7月19日に
門別競馬場で行われた2歳未勝利戦(3R、ダ1000m)で、
石堂響騎手が手綱を執った
パクスロマーナ(牝2、北海道・
米川昇厩舎)が、2着
リョウタスペシャルに2秒差をつける大差をつけて初勝利を飾った。
パクスロマーナは父
ネロ、
母アンティクイーン、母の父
アンライバルドという血統。今年から初年度産駒がデビューした新種牡馬
ネロにとっては、これが産駒の初勝利。
ネロの産駒は
JRAで2頭、
地方競馬では5頭がデビューしており、中央・地方を通じてこれが18回目の出走機会だった。
ネロは
父ヨハネスブルグ、
母ニシノタカラヅカ、母の
父サンデーサイレンス。伯母にGIを3勝した名牝
ニシノフラワーがいる血統で、
ヨハネスブルグにとっては日本国内初の後継種牡馬である。
2013年8月に新潟競馬場で行われた2歳新馬戦でデビューし、類稀なる快速を武器に勝利を重ね、2015年5月の
駿風S (1600万下)を勝利し古馬オープン入りを果たした。以降、2016年・2017年の
京阪杯(GIII)を連覇するなどス
プリント路線で活躍。2017年の
JBCスプリント(JpnI)でも4着に好走するなど、芝に限らずダートの短距離重賞でも存在感を示していた。