初の函館滞在で3位タイとなる10勝を挙げ、最終週の
函館2歳Sでは重賞勝利を飾った
鮫島克駿騎手(25)=栗東・フリー。戦いの地を札幌に移してもなお、攻撃の手を緩めるつもりはない。
例年、夏場は地元とも言える小倉を主戦場としていた。それでも、さらなる高みを目指す25歳は「北海道は圧倒的に経験が少ない場所。経験値を上げたいと思って騎乗を決めました」と覚悟を持って北上。新たなチャレンジが今、実を結んでいる最中だ。
東西厩舎問わず、朝早くから精力的に調教に騎乗。多い時では栗東をはるかに上回る12頭にまたがった。「馬と接する時間がすごく増えました。競馬で初コンタクトというのがほぼなかった。
ブトンドールも追い切りから良化を感じていましたし、だからこそ自信を持って乗れました」と、滞在競馬ならではのメリットを生かして、自身5つ目の重賞タイトル奪取につなげた。
今週は「能力をすごく感じる。芝でもチャンスはある」と話す24日10R
カルネアサーダを筆頭に、楽しみな馬が多数。開幕週からエンジン全開で存在感をますます発揮する。(デイリースポーツ・山本裕貴)
提供:デイリースポーツ