「
クイーンS・G3」(31日、札幌)
北海道の滞在競馬では過去6戦して〈0・2・3・1〉。勝ち鞍こそないものの、抜群の安定感を誇っている
ルビーカサブランカが、22年も勇躍北の大地へ。1月の
愛知杯で重賞初Vを飾りながらも、その後は重賞戦線でひと息の成績。大好きな舞台で勢いを取り戻したいところだ。
よほど北の大地の水が合うのか、それとも直前輸送がないのが好都合なのか…。
ルビーカサブランカは北海道での滞在競馬で安定感が増す馬の代表格だ。3歳夏は函館→札幌への転戦で4戦2着2回、3着1回。残り1戦も4着に踏みとどまった。昨夏は函館で2戦連続3着。合計すると北海道では複勝率83・3%で、一度も掲示板を外していない。
今季初戦の
愛知杯で重賞初挑戦初V。飛躍が期待されたが、その後は6、5、7着とひと息の成績が続いた。前走の
マーメイドS後、陣営はすぐに狙いをここへ。もう一度勢いを取り戻すために、夏の北海道参戦を選択した。
札幌入厩後はすこぶる順調。野見山助手も「こっちで受け取っての担当なので近走との細かい比較はつかないですが、具合はすごく良さそうですよ。栗東で見たイメージよりも随分と落ち着いているし、好走してくれると思います」と自信ありげだ。
何よりカイ食いがいいのは、牝馬にとって素晴らしい兆候。「しっかりと食べていますし、ドッシリしています。オープンなのでそれなりに緩めないよう乗っていますが、体つきにボリューム感が出てきました」と目を細める。体調の上昇度合いは文句なし。大好きな北海道の舞台で自慢の末脚を復活させる。
提供:デイリースポーツ