8月7日に行われる
モーリスドゲスト賞(仏G1)に出走予定の
キングエルメス(牡3、栗東・
矢作芳人厩舎)と、8月14日に行われる
ジャックルマロワ賞(仏G1)に出走予定の
バスラットレオン(牡4、栗東・
矢作芳人厩舎)が、7月30日の0時48分(日本時間8時48分)にイギリス・ニューマーケットを出発。同日13時45分(日本時間20時45分)、フランス・
ドーヴィル競馬場に到着した。
キングエルメスは父
ロードカナロア、
母ステラリード、母の
父スペシャルウィークという血統。母は2009年の
函館2歳S(GIII)覇者。昨年6月にデビューし、キャリア3戦目となった
京王杯2歳S(GII)で重賞初制覇を果たした。その後、故障のため休養に入り、今年4月のアーリントンC(GIII)で復帰。5月の
NHKマイルC出走後に海外遠征を行っており、前走はイギリスのニューマーケット競馬場で行われた
ジュライC(英G1)に出走した。
バスラットレオンは父
キズナ、
母バスラットアマル、母の
父New Approachという血統。2020年7月にデビューし、2歳時には
朝日杯FS(GI)で4着に好走。昨年の
NZT(GII)では序盤から積極策を取り、後続に5馬身差をつける圧勝劇を見せた。今年3月にはドバイに遠征を行い、ゴドルフィンマイル(首G2)に出走。スタートでハナを奪うと、そのまま後続を寄せ付けず1.1/4馬身差の逃げ切り勝ちをおさめ、日本調教馬として2006年の
ユートピア以来16年ぶりとなる同競走制覇を飾った。
【荒木裕樹彦調教助手のコメント】
「輸送はスムーズで、予定していた時間よりも少し早く到着できました。2頭ともすごく落ち着いていて、途中の
フェリー移動も問題ありませんでした。
飛行機輸送やニューマーケットでの滞在を経て、精神的にも逞しくなってきていると感じます。輸送をサポートしていただいた関係者の皆様に感謝を申し上げます」