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【ダリア賞】豪G1馬の仔フミサウンドや大井のシテイタイケツなどが出走予定 2歳王者も送り出したOP戦

  • 2022年08月04日(木) 20時10分
 8月6日に新潟競馬場で行われるダリア賞(2歳・OP・芝1400m)。JRAに認定された地方所属馬・外国調教馬も出走可能なレースである。1着賞金は1600万円。

 2002年より新潟芝1400mコースで施行されており、2004年には後に朝日杯FS (GI)を制し同年のJRA賞最優秀2歳牡馬を受賞するマイネルレコルトが勝利をおさめている。後に芝とダートでそれぞれ重賞を制するシンコウスプレンダや、2020年のシルクロードS(GIII)覇者アウィルアウェイなども同レースを制している。

 また、当レースで2着以内に入った地方所属馬には、8月28日に新潟競馬場で行われる新潟2歳S(2歳・GIII・芝1600m)への出走権が与えられる。今年は大井所属のシテイタイケツが参戦予定だ。

 今年の主な出走馬は下記のとおり。

フミサウンド(牡2、美浦・鹿戸雄一厩舎)

 6月25日の函館5Rでデビュー。道中2番手から追走し、叩き合いをハナ差制して新馬勝ちを飾った。2着馬イコサンもその後の未勝利戦を楽勝している。母アブソルートリーは2011年のオーストラリアオークス(豪G1)を勝利した豪州産馬。叔母アビーマリーも豪G1馬。三代母ケルトシャーンは2010年から2011年にかけて高松宮記念(GI)を連覇したキンシャサノキセキの母としても知られている。

ブーケファロス(牡2、美浦・清水英克厩舎)

 父ビッグアーサー、母の父ダンディコマンドという血統。7月2日の福島5Rでデビューを迎え、上がり最速の末脚を見せて2着に好走。続く未勝利戦では15頭立ての10番手から進出を開始し、再び上がり最速の末脚を繰り出して後続に1.3/4馬身差をつけて勝ち上がった。三代母ノンダムールは世界中にサイアーラインを伸ばす大種牡馬Danzigの半妹にあたる。

ジョウショーホープ(牡2、栗東・新谷功一厩舎)

 2018年の宝塚記念(GI)覇者ミッキーロケットの初年度産駒。6月5日の新馬戦(中京5R、芝1400m)で後続に1馬身差をつけて初陣を白星で飾り、父に「JRA産駒初出走初勝利」をプレゼントした。四代母Great Lady M.はアメリカの名牝Lady's Secretの母でもあり、同牝系にはスプリントGI2勝のビリーヴや重賞3勝馬サウンドキアラなどがいる。

ミシシッピテソーロ(牝2、美浦・畠山吉宏厩舎)

 デビュー戦ではゲートで後手を踏みながらも、道中10番手追走から上がり3F最速の末脚を繰り出して後続に1馬身差をつけて快勝した。父ダノンバラードDevil's BagRahyシングスピールダノンシャンティなどを輩出したBallade牝系に属する良血馬。一時期、種牡馬として渡英したが。2018年にビッグレッドファームが買い戻して再び日本で供用されている。

シテイタイケツ(牡2、大井・上杉昌宏厩舎)

 叔父は短距離ダート戦線で重賞2勝を挙げているリュウノユキナ。6月27日の大井競馬で迎えたデビュー戦では道中最後方でゆったりと追走、最終直線でも大きく差がついていたが、進出を開始すると他馬をごぼう抜きし、後続に4馬身差をつけて完勝している。「父バゴ・母父ステイゴールド」の配合からはクリスマスブラックバゴキボウノダイチなどが出ている。

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